大っ嫌いだ、ばかやろう!-最強ヤンキーの不器用な溺愛-

「―――水着じゃねえか!!」



龍生が燃えそうに赤い顔で、叫ぶように言った。



「え、水着?」



わけがわからなくて、首を傾げて怪訝な顔で訊ねかえす。



「そりゃ、海っていったら水着だろうけど。

それがなに?」



「ばっ、ばかやろう!

おめーはみんなに水着姿見せびらかしてえのか!

ざけんなよ!!」



金森さんと灰谷さんがげらげら笑っている。


灰谷さんがひいひい言いながら龍生の肩をたたいた。



「おい龍生、もしかして、鞠奈ちゃんの水着姿、俺らに見せたくないのかよ?」



「なっ、なに言ってんだ、んなわけあるか!」龍生が灰谷さんを睨みつける。



「そうですよ、そんなわけあるはずないじゃないですか」あたしもこくこくと頷いた。



「どうせ龍生は、あたしが水着姿なんか人目にさらしたら公害だーとか言いたいんでしょ?」



「なっ、うー、あー、そうだよ! 当たり前じゃねえか!」



「もー、ほんと失礼!!」