大っ嫌いだ、ばかやろう!-最強ヤンキーの不器用な溺愛-

「へっ!?」




コワモテ赤髪ヤンキーの言葉に、あたしは思わず声を裏返らせてしまう。




…………な、なんで?


なんで、あたしの名前知ってるの!?




ぽかんとしたまま、鋭い三白眼を見上げていると。




「ーーー間違いねぇ。

その馬鹿面………お前、まりなだろ!」




ヤンキーが凄むように目を怒らせて、視線だけで殺せそうなほどに強い眼差しであたしを見つめてきた。




馬鹿面?


馬鹿面だと?



言っとくけど、あたしはけっこう成績がいい。



受験生のときに受けた模試では、星ヶ丘高校の判定はずっとAだったし、

特進コースの入試も余裕で受かって、入学料免除、授業料半額の特待生になったのだ。



………って、別に自慢したいわけじゃなくてね?


つまり、あたしのことを馬鹿呼ばわりする人間は、今までいなかったってことが言いたかったわけ。




ーーーただ一人を除いては。