大っ嫌いだ、ばかやろう!-最強ヤンキーの不器用な溺愛-

「ねえ、せっかくだからさ」



金森さんがちらりと灰谷さんに目配せをすると、灰谷さんが大きく頷いた。



「鞠奈ちゃんも一緒にどう? 海」


「えっ!」



予想外の誘いに、あたしは声をあげた。



「ほら、トリプルデート、的な?」



金森さんが笑いながら龍生を見る。


あたしもつられて龍生のほうに視線を向けた。


すると。



「…………んだとお!?

鞠奈と一緒に、海!?」



龍生がきつく眉根を寄せている。



「おいコラ、鞠奈ぁ!

てめえ、海に行きてえのか!!」



ものすごく怒っている。


でも、なんで怒っているのか、意味不明だ。



「そりゃ、夏休みに海とか憧れるから、行ってみたいなって思うよ」



とりあえず正直な感想を述べてみると。