大っ嫌いだ、ばかやろう!-最強ヤンキーの不器用な溺愛-

そこで、英語にはわりと自信のあるあたしは、龍生の英語の教科書とノートを見せてもらった。


それから、いくつか質問してみて、愕然としたわけ。



『ちょっと、今の中学三年レベルの問題なんだけど!

なんで分からないの!?』



『知らねえよ!』



『そんなんでどうやって高校受験受かったわけ?』



『数学と理科で点数かせいだんだよ!』



聞いてみると、龍生は理系科目では中の上くらいの成績をキープしているらしい。


それに反して英語は、常に学年最下位争いをしているのだという。



『………しょうがないなあ。

あたしが教えてあげるよ!』



気がついたら、あたしはそう口に出していたのだった。


言ってしまってから、しまった!と後悔したんだけど、



『えっ! マジか! 鞠奈、英語得意なのか!』



と喜ぶ龍生の顔を見てしまったら、後にひけるはずもなく。


そういうわけで、期末テストまで毎日、お昼と放課後に龍生に英語を教えることになったってわけ。