大っ嫌いだ、ばかやろう!-最強ヤンキーの不器用な溺愛-

あたしがため息をついて、


『授業さぼってばっかりいるからだよ』


と諭すと、龍生は


『失礼なこと言うんじゃねえ!』


と怒った。



『俺、今まで一回も授業さぼったこととかねえし!』


『え? うそ! ヤンキーのくせに!』


『んだと? 悪いか。父ちゃんと母ちゃんが授業料払ってくれてんのに、さぼれるわけねえだろうが!』



意外と真面目……というか、普通に偉い。


あたしは感心しつつも、首をひねった。



『じゃあ授業はちゃんと出てるんだ。

なのになんで赤点なの?

ちゃんと授業聞いてる?』



すると龍生は気まずそうに顔をうつ向けて、



『まあ、たまに寝てるけどな………ほとんど』



と答えた。



『はあ? 寝てたら意味ないじゃん!』


『だってよお、英語の授業なんて、なんつーか、宇宙人がしゃべってるみてーなもんだろうが!』