大っ嫌いだ、ばかやろう!-最強ヤンキーの不器用な溺愛-

「あ? これか?」



龍生が荷物をちょいっと持ち上げる。



「見てみるか」



龍生は道の端に寄り、袋を広げて中身を見せてくれた。



「………えっ、これ!」



あたしが思わず声をあげると、龍生がにやりと笑った。



「どうだ、なかなかいいだろ」



袋の中には、犬用のおやつやおもちゃや服が、ぎゅうぎゅうに詰まっていた。



「わーっ、なにこれ、かわいい!

スカートだーっ!」



白いブラウスに赤いチェックのスカートがくっついたワンピース形の服。


最近って、こんな可愛いの売ってるんだ。



「これ、龍生が買ったの? もしかして、オーレに?」


「たりーだろ。バイト代が入ったからな」



そういえば、龍生は週に何日か、登校前にコンビニの早朝アルバイトをしていると言っていた。



がんばって働いたバイト代で、オーレのおやつやおもちゃを、こんなにたくさん買ってくれたんだ。