大っ嫌いだ、ばかやろう!-最強ヤンキーの不器用な溺愛-

思わず反論すると、龍生の眉がさらにつり上がる。




「なにとぼけたこと抜かしてやがる!

実際、お前、あぶねえとこだったじゃねえか!

俺がたまたま通りかからなかったら、今ごろどうなってたか……!

………くそっ、あんにゃろう、ふざけやがって………」




龍生の怒りが高田くんに向かいそうなのを察して、あたしは慌てる。




「ちょっと待って! 高田くんは悪くないから………。

あたしが、高田くんのこと好きかどうかとか、よく考えないで誘い受けちゃったのが悪いんだし………」




そう答えた瞬間、龍生が大きく目を見開いた。




「………あんだと?


お前、あいつのこと、好きじゃねえのか!」




いきなり怒鳴りつけるように訊かれて、あたしは肩をすくめた。




「う、うん………ていうか、好きとか、よく分からない………。

高田くんのこと、優しくてかっこいいなって憧れてたけど………付き合いたいとか、ちゃんと考えてなかったから」




言いながら、自己嫌悪で泣けてきた。


滲んできた目に手を当てる。