大っ嫌いだ、ばかやろう!-最強ヤンキーの不器用な溺愛-

「…………あぁん?

なんだ、てめーは?


なにじろじろ見てやがんだよ?」





…………ひぃぃっ!!


あたしは蒼ざめて一気に後ずさる。



なんと、気がついたら、赤髪ヤンキーがあたしの前に立ちはだかっていたのだ。



しかも、細い眉毛を吊り上げ、恐ろしい目つきであたしを睨んでいる。



直視などできるわけもなく、あたしはぱっと俯いて硬直していた。



それが、ヤンキーさんの気に食わなかったらしく。




「………あんだ? てめーはよ。

シカトこくつもりか、あぁ?

お前、生意気だな!」




…………ん?


なんか聞き覚えのあるセリフ。



デジャヴか?




心の中で首を傾げた、そのとき。





「…………ん?


おい、お前………ちょっと顔あげろ」




「…………っ!?」