大っ嫌いだ、ばかやろう!-最強ヤンキーの不器用な溺愛-

たしかに、あたしは、高田くんのことが気になっていた。


かっこいいし、優しいし、すてきだなって。



だから、高田くんから声をかけてもらって嬉しかったし、遊びに誘われて舞い上がった。



―――でも。


それは、きっと、好きだとか、恋だとか、そういう気持ちじゃなくて。



ただの憧れ。


漫画に出てくる男の子に夢中になるのと同じようなものだったんだ。



だから、急に触れられて―――怖くなった。



高田くんも生身の人間なんだって、男の子なんだって、唐突に理解してしまって。

怖くなった。



自分でも、なんて虫がいいんだろうって嫌気が差すけど。


高田くんは、あたしにとっては、遠くから憧れの目で見ているだけでいい、っていう存在だったんだ。



………なんか、あたし、最低だな。