大っ嫌いだ、ばかやろう!-最強ヤンキーの不器用な溺愛-

「………」



硬直して何も言えずにいると、それに気づいたのか、高田くんが「あ、ごめん」と声をあげて、ぱっと手を離した。



「つい触っちゃった………嫌だったよな、ごめん」



申し訳なさそうに言われて、逆にあたしのほうが申し訳なくなって、ふるふると首を横に振る。



「ちがうちがう!

なんていうか、あのー、慣れなくてびっくりしただけ………男の子に触られたこととかないし………」



「え、そうなの? 意外だな」



高田くんが目を丸くした。



「佐伯って、可愛いから。

てっきり何人も付き合ったことあるかと思ってた」



「えーっ!」



今度はあたしが目を丸くする番だ。