大っ嫌いだ、ばかやろう!-最強ヤンキーの不器用な溺愛-

納得できないように首をひねっていた有香だったけど、最後には肩をすくめて、



「ま、いいけどさ。

鞠奈が高田くんのこと好きなら、赤川先輩のことはどっちでもいいもんね」



その言葉を聞いた瞬間、あたしは動きを止めた。



―――『高田くんのこと好き』?


あたしが、高田くんを、好き?



そうなのかな。


あたしって、高田くんに恋してるのかな?



そう考えると、なんだかよく分からない。



好きって、恋って、どういうものだろう。


どんな感情なんだろう。



そんなの、あたしにはまだ分からない。



………でも。


あたしは高田くんからラインがくると嬉しいし、誘われて嬉しかったし。


話してるとどきどきするし。



それが、きっと、好きってことだよね。


この気持ちが、きっと、恋だよね―――