────────キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴ってくれてよかった。
同時に教室まで走って逃げた。
私なにやってるんだろう。
涙を堪えきれなくて教室の机に突っ伏す。
家に帰っても先生の言葉がずっと頭から離れなくて、何も手に付かない。
私は"普通"じゃない…
先生にとって私は普通じゃない、"嫌い"なんだ。
どうしてだろ。
夏休みは、あんなに楽しく過ごせたのに。
もう先生は私に笑いかけてくれない。
ただ先生が好きなだけなのに。
どうしてこんなことになっちゃったの……?
辛いよ……先生。
普段怒らない先生を怒らせた。
先生を好きになればなるほど、私は怖くて臆病で弱虫になる。
暫く先生に会いに行かなかった。
ちょうど学校はテスト週間で授業もなく、教科委員の仕事をすることもない。
今は会わせる顔なんてないよ…。
嫌われても平気な強さも
謝りに行って拒絶されてもいい勇気なんてない。
変わらない日常。
先生を探す癖だけは直らなくて、見つけては顔を反らした。
毎日先生のもとへ行きそうになる足を抑えて。

