よく晴れた暑い夏休みの1日。
あのときめきの職員室から、ようやく2週間が過ぎた。
私は久しぶりの制服に袖を通して、約束の時間より少し早めに家を出る。
片道30分の通学路は、先生のことを考えてるといつもあっという間に着くんだよ。
綺麗な水色をした空が限りなくどこまでも続く。
小振りな雲は、ぽん…ぽん…と間隔をあけて浮かんでる。
先生のことを考えながら歩く通学路が好き。
やっっっとだぁ。
先生。
やっと久しぶりに会える。
ドキドキ…
歩いているうちに嬉しいはずが緊張してきて、不安な気持ちになって。
久しぶりに会って、ちゃんと話せるかな?
先生今日のこと忘れてないかな…?
鞄に入れた課題たちが、今までの2週間を思い起こして「大丈夫だよ」って応援してくれてるみたい。
久しぶりの学校。
生徒がいない、静かな学校。
校門の大きな緑木とセミの鳴き声は、夏休みの学校で一番の主役のよう。
2週間ぶりの靴箱の木の臭いがなんだか懐かしかった。
ずっと会いたかった先生は今ここにいるんだぁ。
学校に来れば大好きな先生に会える。
そんな、同じ学校にいることの奇跡を実感する。

