ラブレッスン

「わかったわ。」







そう答えた言葉も震える位胸がバクバクしてたけど。






結城歩がそれを望むなら…



私を求めてくれてるなら、それくらい出来ると思った。








「けど、その前に一つだけ聞かせて？」







『何ですか？』







「あなたは…」







ーーまだちゃんと聞いていないその言葉を








「私を」





ーーあなたの口から









「……好き？」










ちゃんと言葉で聞かせて？



















『…出会った時から、ずっと由宇さんしか見てなかった。

ずっと由宇さんを探してました。

由宇さんが好きで仕方ない…。』











胸から熱いものが込み上げてきて。






目頭がじんわりと熱くなる。







涙が零れ落ちる前に







少しだけ顔をずらして、結城歩の唇に触れた。