横にタクシーが止まった。 狭い道なので、すぐに立ち上がって避けようとした。 「どうした!?」 優斗がいた。 「具合悪いんだ!?運転手さん、この辺で病院ありますか!?」 「ち、違う違う。遭難しただけ!絶賛遭難中!」 「急に降りたら、具合悪いってわかんねーよ!」 「具合は悪くない!悪かったのはキゲンだっ!」