クラスの出し物を紹介するためのポスター作りも文化委員に一任されてるし、出し物に必要なものの買いだしに行くのも文化委員という衝撃の事実をこの前の委員会で知った。



わたしと近江君が同時に“は!?”って言ったから、文化委員の顧問の先生ににらまれたっけ。



まあ、そんなことはどうでもいい。
とにかく、文化祭までわたしと近江君は鬼のようなスケジュールに追われている。



唯一の救いは、クラスのみんながすごく協力的なところかな。

出し物も、ほかのクラスは決まるのにすごく時間がかかったって言ってるけどうちのクラスは案外あっさり決まったし。




「星空迷路ならさ、黒絵具で塗って、そこに金色とか銀色の絵具を散らしたらいいんじゃない?」