ヴァンパイヤに魅せられて〜虜〜

ずっと、ミホが消えた空間を見つめていたミサトが口を開く。


「リュート様、あれは誰ですか?」


ミホは『アベル様』と呼んでいた。


あの氷のように冷たい目を私は知っている。