恋が都合よく落ちてるわけない


仕事の邪魔にならないように、
業務が終わってから、彼の所へ行った。

半分は、彼が終わるまで待って、
一緒に帰るためだ。
年上で落ち着いていて、
私なんかが相手にされるだろうか
とあきらめてたけど、

西川さんは、私が用もないのに側に行っても、邪魔にするようなこともなく、ちゃんと相手にしてくれた。

「あなたみたいな若い娘は、
僕なんかより、
もっと他にいるでしょう?」


「そんな人いません」


「僕は、仕事しか取り柄が有りませんよ」


「はい」


「気が利きませんから、きっとあなたをがっかりさせますよ」


「私、西川さんと居て
退屈したことありません」


「おかしなこと云いますね。あなたは」


「心配なのは、それだけですか?」


「こんな可愛い人が、
僕のそばに居てくれたら、
それだけで心配です」


「僕は、
もうとっくにあなたのこと好きでしたよ」


なのに…
西川さんの馬鹿