須田さんは、キッチンに入ってウィスキーのボトルとグラス、氷、
一通り持ってきた。
私達は、リビングのソファに座った。
明るさを抑えた、落ち着いた空間になった。
他に聞こえて来る音もなく、
水割りのグラスを、
カラカラとする音が部屋に響く。
須田さんが言った。
「深雪のことは、とうの昔に解決してる」
「知り合ったのは?」
「学生時代。
同じ大学であの二人に出会った」
「須田さんは、
深雪さんが好きだったの?」
「あの頃はそう思ってた」
「そのうち、深雪さんが、
須田さんを好きになって、
付き合いだしたんだ」
「ああ、まあ、そうかな」
「だってそれ以外じゃ、もめないものね」
「岡崎さんは?」
「深雪のことがずっと好きだった」
須田さんの腕が私の腰のところに来る。
「うん」
「深雪さんが、
岡崎さんを好きになったのは?」
「就職して忙しくなってからかな。その前から資格試験だの、就職で、俺が余裕がなかったから」
寂しくなって、やさしい岡崎さんとこに…
やめよう。
今さらどうしようもないことだし。
「深雪さんの気持ちに気づいたのは?」
「うすうす感じてたから、
そんなにショックはなかった」
そうだろうか?
嘘だ。きっと疑ってもいなかったはず。
「この部屋は一人で住んでるの?」
「ああ」
「独り暮らしにしては、キッチンや
部屋の設備は完璧なのね」
男性じゃ、
気がつかない設備がいろいろついている。
「もともと二世帯用に作ったから」
驚いた。
やっぱり、
何ともないわけないじゃないの!!
「まさか…深雪さんと」
「まあ、いいじゃないか。
そんな前のこと」
一通り持ってきた。
私達は、リビングのソファに座った。
明るさを抑えた、落ち着いた空間になった。
他に聞こえて来る音もなく、
水割りのグラスを、
カラカラとする音が部屋に響く。
須田さんが言った。
「深雪のことは、とうの昔に解決してる」
「知り合ったのは?」
「学生時代。
同じ大学であの二人に出会った」
「須田さんは、
深雪さんが好きだったの?」
「あの頃はそう思ってた」
「そのうち、深雪さんが、
須田さんを好きになって、
付き合いだしたんだ」
「ああ、まあ、そうかな」
「だってそれ以外じゃ、もめないものね」
「岡崎さんは?」
「深雪のことがずっと好きだった」
須田さんの腕が私の腰のところに来る。
「うん」
「深雪さんが、
岡崎さんを好きになったのは?」
「就職して忙しくなってからかな。その前から資格試験だの、就職で、俺が余裕がなかったから」
寂しくなって、やさしい岡崎さんとこに…
やめよう。
今さらどうしようもないことだし。
「深雪さんの気持ちに気づいたのは?」
「うすうす感じてたから、
そんなにショックはなかった」
そうだろうか?
嘘だ。きっと疑ってもいなかったはず。
「この部屋は一人で住んでるの?」
「ああ」
「独り暮らしにしては、キッチンや
部屋の設備は完璧なのね」
男性じゃ、
気がつかない設備がいろいろついている。
「もともと二世帯用に作ったから」
驚いた。
やっぱり、
何ともないわけないじゃないの!!
「まさか…深雪さんと」
「まあ、いいじゃないか。
そんな前のこと」


