恋が都合よく落ちてるわけない

「うえーっ、暑い」
初夏から夏になるところだ。
動くと汗ばむけど、風は爽やかだ。

「うえーっ、重っ」臨月の妊婦には、こたえるみたいだ。

陽子さんさんとこは、お手伝いさんまでいて、私がやることは、一つもない。

なので、私は、陽子さんにずっと付き添っている。

「もう、だめ。死ぬ。出産なんて無理」

「じゃ、大人しくお腹切ってもらうのね」

「何てこと言うの?他人事だと思ってるてわしょう?」

「そんなことありません。死ぬほど苦しいなら、そうするしかありませんね、と言っただけです」

「陽子?千鶴さんまだ引き留めてるの?」
少し遅れて、西川さんが来た。
西川さんも、気になって、早く帰って来てるんだ。

「会社で、約1名機嫌悪くして八つ当たりしてるのがいるから、そろそろ千鶴さん、開放してあげたら?」

「だって、不安なんだもの」

「昼間はともかく、
夜はボクもいるだろう?」

「また、来ます」
私達は、そうして別れた。

「千鶴ちゃん送っていくよ…」

「はい」