恋が都合よく落ちてるわけない

体が疲れていたのに加えて、
仁志さんの、仕事のついでに会いたいからと言うのが胸に引っかかった。

メモリスティックが必要だから、ついでに私に会いに来た…

しかも…怒ってないって

「必要なもんさえ手に入れば、それでいんかい!」

「千鶴さん、ちょっと」

午後になって、落合君がやって来た。

朝のうちは、顔を合わせると、気まずいだろうと思ってたのに、お昼の出来事で、すっかりどうでも良くなった。

それに、仁志さんにしめられれば、彼も懲りただろう。

二人きりにならなければ、問題ない。

だろう。

落合君は、私が付いてくるのかどうかなんて、お構いなしに、すたすた歩く。
廊下をまっすぐ歩くから、
行き止まりなった。