恋が都合よく落ちてるわけない



岡崎さんが、てきぱきと男の子達に指示して、あっという間に机をどかした。

そして、カーペットをはがしたら、元の床が出てきた。

私は、西川さんの机のしたのパネルを剥がすのを手伝った。すぐにまわりのパネルが外されていく。

岡崎さんは、サーチライトをかざして、床下の配線を照らした。

本当に抜かりのない人だ。

「どう?ありそう?」

私は、パネルの端から、ライトの明かりを頼りに首を突っ込んでのぞく。

机のした辺りの様子を、何となく覚えていた。ライトで照らした所を配線に沿って確認する。

束ねたコードの下から、小さな紙袋にがてに触れた。

引き上げる前に、袋の中を探った。
袋の中に入れられた、小さな箱。

それ以外に、
折り畳まれた封筒が入っていた。

私は、封筒だけ、こっそりポケットに入れると、紙袋を掲げ、

「ありました!!」

と叫んだ。