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翌日、六人兄弟と小鳥は居間に集められた。
全員を呼び出したのはクラヴィエ家の大黒柱、みんなのお父さんジェラルドだ。
「聞いたよ昨日の事件。誘拐されかけた小鳥ちゃんを保護してくれた氷河くんに嫉妬した君達が軍学校へ殴り込んだらしいじゃないか!」
「なんかおかしくねぇ?親父の説明」
カロンがボソリと呟くとオーレリアンが周りをギロリ。
「誰だよ父様に説明した奴」
「……俺だ」
目を閉じてソファーにもたれていたフェオドールが片目を開いて気怠げに返した。
「に、兄様だったの!?ごめんなさい…頭の悪いルカだとばっかり思ってた」
「失礼だな!おい!」
ルカが吠えたところでジェラルドがパンパンと手を叩く。
「はーい、注目!まあ、細かいことはともかく、小鳥ちゃんが危ない目にあったのは事実。そ・こ・で、だ。息子達…それから小鳥ちゃんに提案があるんだよ」
「提案…?何ですか?」
首を傾げる小鳥に、みんなのお父さんはニッコリスマイル。
「小鳥ちゃんのボディーガード兼フィアンセを一人選びたいと思うんだ。もちろん君達六人の中からね」