「美里さん、起きて下さい。今日出発するのでしょう?」 イオリの声だ。 陽介じゃなくてちょっと安心する ――えッ?! 嘘?! もうそんな時間?! 美里は「えッ!? あっ・・。 うん。」と曖昧な返事をした ・・・そーいえば、昨日思い出した人。誰だったんだろう? 美里は服を着替えながら考えていた 確か、最後何か言ってたよねぇ・・・) 美里は昨日の記憶を思い出し始めた。