なんで…




もしかして、約束忘れちゃった?




「ねぇ、愛翔君…。約束忘れちゃったの?」




「ああ、覚えてるよ?でも俺、今日美雨の家に行くから。」




「…え?なんで…?」




震える声で聞くと、彼の答えは氷よりも冷たかった。




「俺、お前が好きだとは言ってねぇよ?桜庭さん。」




じゃあなと言って去ってく2人。




この日この瞬間、私の中で何かが壊れた。