***
「うーわ、もう!ムカつく!!何あれ!!」
用意された部屋に入り桜木たちが下がってすぐ、露李はばんばん畳を叩いた。
いつもなら疾風あたりに『そんな格好でやめろ』と言われるが、今日は止められなかった。
「何ですかあれっ!露李先輩を馬鹿にして!」
「まあ、あんだけ舐めた発言しててよく生きてこられたなあとは思うよ」
文月も相当、腹が煮えていたのか静を止める気はないようだ。
「にしても露李よく頑張った!もっと見せつけてやっても良かったけどなー!」
「だって調節難しいんですよー、角が出たら困ります」
「気軽に言うようになったな、角とか」
結にさらっと答える露李に、疾風が感心したように言う。
「でもあのばあさんおっかねぇな。すぐ皆従うし、よっぽど怖ぇんだろうな…」
理津は思い返して顔をしかめる。
「あれでもマシな方よ。お祖母様は厳しいけど、いつも役割的に表向きの体裁整えるのが忙しいし、そこまで内情には精通してないっていうか」
それよりも。
「今日ここには居ない、克雪が問題よ。何でここに居ないかは知らないけど…あの人、一族の統制権を持ってるの。お仕置きも配置も、全部あの人の管轄なのよ」
「何つーか親戚ってより会社って感じだなー」
「そう!そうなんです」
「俺の家も表向きは企業だからな。そっちは当主の仕事で俺自身はよく知らねーけど、わりとでかいグループだしな」
資金運営から何から、現実問題として取り繕うことが必要なのだ。
ふと、今まで知らなかったことを思い出して露李は五人に乗り出した。
「皆さんのお家って、表向きは何なんですか?」
「何だっけなー?」
「まあ結は修行とかあったしね。風雅家はどちらかというと観光系かな。船の旅とか、ホテルとか。そういうのを経営してるよ」
文月が分かりやすく教えてくれる。
「うーわ、もう!ムカつく!!何あれ!!」
用意された部屋に入り桜木たちが下がってすぐ、露李はばんばん畳を叩いた。
いつもなら疾風あたりに『そんな格好でやめろ』と言われるが、今日は止められなかった。
「何ですかあれっ!露李先輩を馬鹿にして!」
「まあ、あんだけ舐めた発言しててよく生きてこられたなあとは思うよ」
文月も相当、腹が煮えていたのか静を止める気はないようだ。
「にしても露李よく頑張った!もっと見せつけてやっても良かったけどなー!」
「だって調節難しいんですよー、角が出たら困ります」
「気軽に言うようになったな、角とか」
結にさらっと答える露李に、疾風が感心したように言う。
「でもあのばあさんおっかねぇな。すぐ皆従うし、よっぽど怖ぇんだろうな…」
理津は思い返して顔をしかめる。
「あれでもマシな方よ。お祖母様は厳しいけど、いつも役割的に表向きの体裁整えるのが忙しいし、そこまで内情には精通してないっていうか」
それよりも。
「今日ここには居ない、克雪が問題よ。何でここに居ないかは知らないけど…あの人、一族の統制権を持ってるの。お仕置きも配置も、全部あの人の管轄なのよ」
「何つーか親戚ってより会社って感じだなー」
「そう!そうなんです」
「俺の家も表向きは企業だからな。そっちは当主の仕事で俺自身はよく知らねーけど、わりとでかいグループだしな」
資金運営から何から、現実問題として取り繕うことが必要なのだ。
ふと、今まで知らなかったことを思い出して露李は五人に乗り出した。
「皆さんのお家って、表向きは何なんですか?」
「何だっけなー?」
「まあ結は修行とかあったしね。風雅家はどちらかというと観光系かな。船の旅とか、ホテルとか。そういうのを経営してるよ」
文月が分かりやすく教えてくれる。


