「それでは、私からも報告を兼ねて」
「…露李さん?」
「皆様はよくご存知でしょうけれど、私は神影としての力がめっきり現れていませんでした」
そこまで言ったところで、露李と年の近い者たちが嘲るように笑うのが見えた。
女子も、男子も。
上辺だけで敬っても取り繕えない表情だ。
にっこりと微笑んでみせる。
「ですが、晴れて私は力を解放することが出来るようになりましたので。ここで証明しておきたいと思います。皆様の信頼と、信仰のために」
意識を自分に集中させる。髪が揺れる。
周りが明るくなり、金銀の光が自分を包むのが分かった。
「まあ、こんな感じです」
そこにいる誰もが、口をぽかりと開けていた。


