【流れ修正しつつ更新】流れる華は雪のごとく

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 疾風を残して屋敷に戻ると、静と理津はもう戻って来ていた。

二人を見つけ露李は大きく手を振り、走り寄る。

ちょうど海松にお茶を出して貰うところだったようで、湯気の立つ湯呑みを二人とも持っていた。


「お帰りなさい、露李様。結様」


「よ、お帰り。大丈夫だったか?」


理津が露李に自分の湯呑みを渡してくれる。

その様子を見て結が膨れた。


「俺に労いはねーのかよ、後輩」


「あーあーへいへい。お疲れお疲れ」


海松は露李と苦笑しながら、また持ってきますね、と台所に戻った。


「私は大丈夫。一応、私の気も入れといたよ」


「やるじゃねぇか、結界張れるようになったのか」


「多少はね」


「露李先輩が今じゃ一番強いですからね」


静の言葉に曖昧に笑う。

強くとも、至らないところは沢山ある。


「実戦はまだまだだよ。皆みたいにちゃんと戦えないもの」


そう言うと、理津が頭に手を置いた。


「十分だ。変に使いすぎると消耗するぞ、やめとけよ」


「そう?」


「理津の言う通りだ!無茶はやめとけよー露李」


結も笑い、また出てきた海松からお茶を受け取る。