【流れ修正しつつ更新】流れる華は雪のごとく



「冴えてるわ!いつも!」


「分かってますよ、でも今日が全くぱっとしないだけで!」


「全く!?お前…」


「何でですかっ、褒めてるじゃないですかっ」


「どこがだーっ」


ぎゃいぎゃい言い合う二人を見ながら、疾風は少し安心した。


露李もだが、結はいつも元気な方が良い。


ふと、人の気配を感じて背後に意識を向ける。

見知った気だったので息をついた。


「行くぞっ、疾風ー!」


言い合いが終わったのか、結がそう呼んでくる。

一瞬、戸惑ったがすぐに返事をした。


「あの、俺岩場に忘れ物してきたので先に行って下さい」


えーっ、と露李が声をあげる。

その声に自然と笑みが浮かんだ。


「すぐに戻るから待ってろ」


そう言うと、分かったーと結と話ながら階段を下りていく。
後ろ姿を見てから、また振り返った。