side/りり花


部屋のドアをバタンと閉めて、ほっぺたに手を当てる。


顔が、熱い……


今頃になって心臓がドキドキしはじめた。



颯大があんなこと言うからいけないんだ…



ベッドにごろんと転がって天井を見つめた。