静かだった授業が終わると次の講義まで10分の休憩があり、5人は話し込んでいた。
「教室移動がないのは楽だよね」
「そうね。それよりキヨ、さっき何言われてたの?」
「カゼとイノリのアド知りたいって頼まれたんだよ。断っちゃったけど」
「カゼとイノリはモテるのに、女の子に興味がないのかしら」
カンナとキヨがカゼとイノリを見ると、2人は頷いた。
「えーっ!!カゼは嘘だろ!お前、何人の女と寝たと思ってるんだよ!!」
「ケン、寝たとか大声で言わないでよっ!」
「………興味はないよ。だけど俺も男だからね」
しれっと残酷で卑劣な発言をするカゼ。
カゼにとってキヨとカンナ、想いを寄せる美咲以外の女の子はただの欲求を満たす為の道具に過ぎなかった。
「カゼ?そんなんじゃ悲しむ人が出てくるよ」
「………大丈夫。高校卒業してからはそんな関係の子作ってないから」
お子様なキヨにはカゼの考えが理解出来ないでいた。
でもそういえば高校3年生の冬、イノリも好きでもない子としたと聞いたキヨは、男性はそういう生き物なのだと改めて確信した。
「教室移動がないのは楽だよね」
「そうね。それよりキヨ、さっき何言われてたの?」
「カゼとイノリのアド知りたいって頼まれたんだよ。断っちゃったけど」
「カゼとイノリはモテるのに、女の子に興味がないのかしら」
カンナとキヨがカゼとイノリを見ると、2人は頷いた。
「えーっ!!カゼは嘘だろ!お前、何人の女と寝たと思ってるんだよ!!」
「ケン、寝たとか大声で言わないでよっ!」
「………興味はないよ。だけど俺も男だからね」
しれっと残酷で卑劣な発言をするカゼ。
カゼにとってキヨとカンナ、想いを寄せる美咲以外の女の子はただの欲求を満たす為の道具に過ぎなかった。
「カゼ?そんなんじゃ悲しむ人が出てくるよ」
「………大丈夫。高校卒業してからはそんな関係の子作ってないから」
お子様なキヨにはカゼの考えが理解出来ないでいた。
でもそういえば高校3年生の冬、イノリも好きでもない子としたと聞いたキヨは、男性はそういう生き物なのだと改めて確信した。

