私語厳禁の授業だけあり、教室内は静かだった。
「ねみぃ〜…」
イノリはシャープペンを指の上でクルクル回しながらあくびをしている。
「………あれ。もうない」
カゼはポケットにしまっているお菓子を机に並べながら数を数えている。
「うん♪ロックは最高だね」
ケンは机を指で叩きながら、音漏れする程の音量でiPodを聞いている。
「みんな講義受ける気ないわね。今更始まった事じゃないけど」
1人真面目に授業を受けているカンナは、やる気のない4人に呆れていた。
そんな中、携帯を見ていたキヨが口元を押さえて笑い出した。
「おい、何笑ってんだよ。あの先公にバレたら反省文書かされっぞ」
「だってっ…みんなのメール読み返してたら可笑しくて…ふふふっ」
「俺らそんなに変なメールしてねぇだろ?」
「してるよ!イノリは打ち間違い多いし、カゼは一言だけで絵文字も句読点も使わないし、ケンは絵文字乱用するし、カンナは一文が長いし。性格を表してるよね」
「お前は画像を添付しすぎだ!!しかも変な写メばっか」
キヨの携帯を見ながらイノリとキヨは話していた。
「ねぇイノリは何人くらいの女の子のアド知ってるの?」
「あ?キヨとカンナぐらいだよ。カゼもケンも何だかんだで女とはアド交換してねぇんじゃねぇの?」
「ふーん。変なの」
「何がだよ!!…お前こそ、他の男に軽々しくアド教えんなよ」
イノリの言葉にニタリと笑うと、キヨは携帯を閉じた。
5人の待ち受けは、みんな同じプリクラの画像である。
「ねみぃ〜…」
イノリはシャープペンを指の上でクルクル回しながらあくびをしている。
「………あれ。もうない」
カゼはポケットにしまっているお菓子を机に並べながら数を数えている。
「うん♪ロックは最高だね」
ケンは机を指で叩きながら、音漏れする程の音量でiPodを聞いている。
「みんな講義受ける気ないわね。今更始まった事じゃないけど」
1人真面目に授業を受けているカンナは、やる気のない4人に呆れていた。
そんな中、携帯を見ていたキヨが口元を押さえて笑い出した。
「おい、何笑ってんだよ。あの先公にバレたら反省文書かされっぞ」
「だってっ…みんなのメール読み返してたら可笑しくて…ふふふっ」
「俺らそんなに変なメールしてねぇだろ?」
「してるよ!イノリは打ち間違い多いし、カゼは一言だけで絵文字も句読点も使わないし、ケンは絵文字乱用するし、カンナは一文が長いし。性格を表してるよね」
「お前は画像を添付しすぎだ!!しかも変な写メばっか」
キヨの携帯を見ながらイノリとキヨは話していた。
「ねぇイノリは何人くらいの女の子のアド知ってるの?」
「あ?キヨとカンナぐらいだよ。カゼもケンも何だかんだで女とはアド交換してねぇんじゃねぇの?」
「ふーん。変なの」
「何がだよ!!…お前こそ、他の男に軽々しくアド教えんなよ」
イノリの言葉にニタリと笑うと、キヨは携帯を閉じた。
5人の待ち受けは、みんな同じプリクラの画像である。

