「美月ちゃんから生まれる赤ちゃんは幸せになれるわね」
「うん。イノリがパパだから幸せになるよ」
「だといいけど。あの子は美月ちゃんがいないとただのダメ男だからね」
「ダメ男って…。祭ちゃんの息子でしょ」
キヨはイノリ達が帰ってくるまで、義母とカゼの母と笑い合っていた。
「…ただいま」
「かんなちゃん、おかえりなさい」
「おばちゃん!来てたんですか」
帰宅したカンナを出迎えるカゼの母。
カゼの母がいる事にカンナが驚いていると、トテトテとフウがやって来た。
「……かんな」
「ふう、ママの事を名前で呼んじゃダメよ」
「……かんな?」
「ふうっ!めっ!!ダメよ。ママって呼びなさい」
カンナをママと呼ばないフウを叱っているカゼの母を見たカンナは、ぽつりと呟いた。
「…フウは私をママって呼ばないの。私は…母親失格だから…」
「え?」
カゼの母がカンナを見つめると、カンナはバタバタと自室へと走っていってしまった。
カゼの母はフウとリビングに戻ると、キヨの顔を見た。
「うん。イノリがパパだから幸せになるよ」
「だといいけど。あの子は美月ちゃんがいないとただのダメ男だからね」
「ダメ男って…。祭ちゃんの息子でしょ」
キヨはイノリ達が帰ってくるまで、義母とカゼの母と笑い合っていた。
「…ただいま」
「かんなちゃん、おかえりなさい」
「おばちゃん!来てたんですか」
帰宅したカンナを出迎えるカゼの母。
カゼの母がいる事にカンナが驚いていると、トテトテとフウがやって来た。
「……かんな」
「ふう、ママの事を名前で呼んじゃダメよ」
「……かんな?」
「ふうっ!めっ!!ダメよ。ママって呼びなさい」
カンナをママと呼ばないフウを叱っているカゼの母を見たカンナは、ぽつりと呟いた。
「…フウは私をママって呼ばないの。私は…母親失格だから…」
「え?」
カゼの母がカンナを見つめると、カンナはバタバタと自室へと走っていってしまった。
カゼの母はフウとリビングに戻ると、キヨの顔を見た。