「……ねぐしぇ、きよ、めっ!!ないない。きよ、いいこ。……めっしちゃや〜」
「あぁっ!!フウ、泣かないで。さっきのイノリ恐かったよね。でももう大丈夫だよ?ただの寝癖に戻ったからね」
キヨは泣き出してしまったフウを抱っこすると、優しく揺すった。
フウの優しさは、本当にカゼ譲りなのだと思った。
キヨがフウを優しく抱っこしていると、ケンとカンナも戻ってきた。
「フウ、きよって言いながらトテトテ走って行ったと思ったらやっぱりここにいたのね。フウは本当にキヨが好きね。カゼみたい」
キヨからフウを受け取っているカンナに、イノリが歩み寄った。
「カンナ、さっきは悪かったな。いきなり怒鳴ったりして」
「ん?あぁ、大丈夫よ。イノリが怒鳴る姿なんて見慣れてるから恐くも何ともないわ」
カンナがふふっと笑うと、イノリはキヨに視線をズラした。
「美月。今度約束破ったら離婚だからな」
「離婚!?それは嫌…」
「じゃあ約束は守れ」
その後、キヨの検診以外の外出禁止令が延びたのは言うまでもない。
「あぁっ!!フウ、泣かないで。さっきのイノリ恐かったよね。でももう大丈夫だよ?ただの寝癖に戻ったからね」
キヨは泣き出してしまったフウを抱っこすると、優しく揺すった。
フウの優しさは、本当にカゼ譲りなのだと思った。
キヨがフウを優しく抱っこしていると、ケンとカンナも戻ってきた。
「フウ、きよって言いながらトテトテ走って行ったと思ったらやっぱりここにいたのね。フウは本当にキヨが好きね。カゼみたい」
キヨからフウを受け取っているカンナに、イノリが歩み寄った。
「カンナ、さっきは悪かったな。いきなり怒鳴ったりして」
「ん?あぁ、大丈夫よ。イノリが怒鳴る姿なんて見慣れてるから恐くも何ともないわ」
カンナがふふっと笑うと、イノリはキヨに視線をズラした。
「美月。今度約束破ったら離婚だからな」
「離婚!?それは嫌…」
「じゃあ約束は守れ」
その後、キヨの検診以外の外出禁止令が延びたのは言うまでもない。

