季節も秋に向かい、高校2年生の5人は修学旅行で京都に来ていた。
班別行動の班も勿論5人一緒である。
「中学の修学旅行も京都だったよね。まぁ京都は何回来ても飽きないけど」
「そうね。それより何処見て回る?」
キヨと一緒にガイドブックを読んでいたカンナが男達に問うと、ケンが手を挙げた。
「はいっ!俺、金閣寺見たい。京都といえばやっぱ金閣寺でしょ♪」
「………八ツ橋と湯葉と抹茶プリンが食べれれば何処でもいいよ」
「カゼ、そのくらい京都にいるんだから何処でも食えんだろ」
あまりアテにならない男達に溜め息をつくカンナ。
ふとカンナは、カゼの後をついてきている女の子達の存在に気付いた。
それが気に食わないカンナの横でガイドブックを眺めていたキヨが、名所を発見した。
「カンナ、縁結びの神社があるよ!私ここ行きたい」
「地主神社か。有名よね、そこ。じゃあ縁結びしに行きましょうか」
恋する乙女に引き連れられ、男達は渋々縁結びをさせられた。
「カゼ、お前は京都に食い倒れに来たのかよ!!ちょっとは景色を楽しめよな!!」
「………出店見て楽しんでるよ」
先程から食べっぱなしのカゼに怒鳴るイノリ。
キヨとカンナは2人だけで願掛けをする事にした。
「…イノリと両思いになれますように。今すぐじゃなくてもいいので」
「カゼの彼女になれますように。出来るだけ早く」
2人は持って帰れるだけの御利益を堪能しながら、騒いでいる男達の元へ戻った。
班別行動の班も勿論5人一緒である。
「中学の修学旅行も京都だったよね。まぁ京都は何回来ても飽きないけど」
「そうね。それより何処見て回る?」
キヨと一緒にガイドブックを読んでいたカンナが男達に問うと、ケンが手を挙げた。
「はいっ!俺、金閣寺見たい。京都といえばやっぱ金閣寺でしょ♪」
「………八ツ橋と湯葉と抹茶プリンが食べれれば何処でもいいよ」
「カゼ、そのくらい京都にいるんだから何処でも食えんだろ」
あまりアテにならない男達に溜め息をつくカンナ。
ふとカンナは、カゼの後をついてきている女の子達の存在に気付いた。
それが気に食わないカンナの横でガイドブックを眺めていたキヨが、名所を発見した。
「カンナ、縁結びの神社があるよ!私ここ行きたい」
「地主神社か。有名よね、そこ。じゃあ縁結びしに行きましょうか」
恋する乙女に引き連れられ、男達は渋々縁結びをさせられた。
「カゼ、お前は京都に食い倒れに来たのかよ!!ちょっとは景色を楽しめよな!!」
「………出店見て楽しんでるよ」
先程から食べっぱなしのカゼに怒鳴るイノリ。
キヨとカンナは2人だけで願掛けをする事にした。
「…イノリと両思いになれますように。今すぐじゃなくてもいいので」
「カゼの彼女になれますように。出来るだけ早く」
2人は持って帰れるだけの御利益を堪能しながら、騒いでいる男達の元へ戻った。

