「きっとね、イノリは『女の下着の色は断然白だな』って言っててカゼは『………黒』って言ってるんだよ」
指で地面を掘りながらそんな事を呟くキヨに一瞬目を丸くしたカンナは笑い出した。
「あはは!!やだキヨ!もうそう言ってるとしか思えないじゃない」
カンナは笑いながらバシバシとキヨを叩く。
「なーにを話してんだ?」
「………カンナ。お菓子返して」
しゃがみ込んでいるキヨとカンナの顔をイノリとカゼが覗く。
キヨとカンナは2人を見ると、プイッと顔を逸らした。
「バカな男達なんかほっといて、可愛いキヨにチューしちゃおう」
「きゃーっ」
カンナに頬にキスされ喜ぶキヨを見たカゼは、ジリジリとイノリに寄る。
「ん?何だよ、カゼ」
「………俺もイノリにチュー」
「は?…バカ!やめろ!!ふざけんな!!俺はそっちの趣味はねぇ!!」
近づいてくるカゼの顔を必死で押し返すイノリ。
「キスぐらいしてあげなさいよ、イノリ。もうあんた達夫婦みたいなものでしょ」
「………裸を見せ合った仲だし」
「誤解を招くような事言うな!!」
ポカポカとカゼの頭を叩くイノリの腕を引っ張るキヨ。
「イノリ、イノリ。何が変わったか分かった?」
「だから太ったって言ったろ!!それが違うなら背が縮んだか?」
「イノリなんか嫌いだ!!」
「何でだよ!!」
キヨは顔を膨らませるとカンナに寄り添った。
「カゼは気付いた?」
「………うーん。…うん」
「…気付いてないみたいね。カゼの鈍感」
「………うん。鈍感だね」
キヨとカンナはイーッと歯を見せると、イノリとカゼに背を向けた。
指で地面を掘りながらそんな事を呟くキヨに一瞬目を丸くしたカンナは笑い出した。
「あはは!!やだキヨ!もうそう言ってるとしか思えないじゃない」
カンナは笑いながらバシバシとキヨを叩く。
「なーにを話してんだ?」
「………カンナ。お菓子返して」
しゃがみ込んでいるキヨとカンナの顔をイノリとカゼが覗く。
キヨとカンナは2人を見ると、プイッと顔を逸らした。
「バカな男達なんかほっといて、可愛いキヨにチューしちゃおう」
「きゃーっ」
カンナに頬にキスされ喜ぶキヨを見たカゼは、ジリジリとイノリに寄る。
「ん?何だよ、カゼ」
「………俺もイノリにチュー」
「は?…バカ!やめろ!!ふざけんな!!俺はそっちの趣味はねぇ!!」
近づいてくるカゼの顔を必死で押し返すイノリ。
「キスぐらいしてあげなさいよ、イノリ。もうあんた達夫婦みたいなものでしょ」
「………裸を見せ合った仲だし」
「誤解を招くような事言うな!!」
ポカポカとカゼの頭を叩くイノリの腕を引っ張るキヨ。
「イノリ、イノリ。何が変わったか分かった?」
「だから太ったって言ったろ!!それが違うなら背が縮んだか?」
「イノリなんか嫌いだ!!」
「何でだよ!!」
キヨは顔を膨らませるとカンナに寄り添った。
「カゼは気付いた?」
「………うーん。…うん」
「…気付いてないみたいね。カゼの鈍感」
「………うん。鈍感だね」
キヨとカンナはイーッと歯を見せると、イノリとカゼに背を向けた。

