前見た先輩の彼女は西高の制服を着てた。 ちなみに、西高前の駅は南高前の3個あと。 『じゃあ、俺ちょっと用事あるから』 先輩の言葉が頭の中に響く。 用事、だなんて。 (彼女に会うから、の間違いでしょ) どうせなら、現実を見させて欲しい。 (なんて、ほんとは夢を見させて欲しいくせに) 「あたし、ばかだなぁ・・」 小さくため息をついて空を見上げた。