闇夜に舞う蝶

よし。

行くか。


ガチャ。






ふぅ。

やっと着いたよ。


「舞蝶です。
遅れました。」

「入れ。」

「失礼します。」


っ!!

なんで……

なんで?




そんな悲しい顔をしているの?


「舞蝶。」

お父さんは組長の顔じゃない。

「舞蝶…ウッ…グスッ…」

お母さんなんか泣いてる。

「舞蝶……。」

「姉ちゃん。」



「みんな、どうしてそんな悲しい顔しかしない?
私がいるせい?
だよね。
私がいるから悲しみを生み出すんだよね…」

サッ

「申し訳ありませんでした。」

土下座では許されないだろう。