私のいじめと友情物語


そう言ってその子はまた本を読み始めた。


《うわ、かわいそー》《あいつ、味方にしようと頑張ってるよ?》《あいつの味方になんて誰もならないのにねー》


遠くで数人の女子がそう言っているのが聞こえた。



――放課後。私は用事があるため早く帰ろうとした。だが、目の前に花梨達がきた。


「ねぇねぇ、カラオケ行かない?」


……え?私……なわけないよね。


そう思って私は鞄を背負って教室を出ようとした。すると、花梨が腕を掴んできた。


「――うちらのこと、無視するつもり? あんたにだよ、カラオケ行かないっていったの」


花梨の隣には、カナミと伊織がいる。


「……えっ……あ……いく……」


私は用事があるから行けないと言おうとした。でも花梨達の怖さで断れきれなかった。