「さあて!陸!太陽くん! 誰が1番うまく滑れるか勝負よ!!」 「受けてたってやろうじゃねえか!」 「俺こういうの得意だよ」 3人は盛り上がりながら更衣室に入っていく。 「んじゃ行きますか」 その隙を見て私と颯太くんは班から外れる。 登ってきた山道を少し下り、 左の路に入るとスケート場は見えてきた。 「あ、あったっ」 「ん、だな」 「靴借りてくるからここで待ってて」