「ごめんね」 「しょうがねーよ。俺にも苦手なもんあるし」 「え~、颯太くんに?」 そんなこと初めて聞いたからおかしくて笑ってしまう。 「……、楓?」 颯太くんと笑いながら歩いていると、廊下で名前を呼ばれる。 そして振り返るとそこにいたのは信じられない人だった。 「…ぱぱ?」