あの頃も今も、はっきりとした理由は未だにわからなかった。 でもそれはお母さんも話したがらなかったから聞かなかっただけだ。 ぱぱが出て行って、“まま”と呼ぶのを“お母さん”に変えた。 それは、あの頃の記憶を呼び戻してしまうと思ったから。 あの3人で笑いあってた日々のことを。 「おいしい…っ」 きっとぱぱがいれば、今私がこうやって1人でご飯を食べることもこんなに寂しくなることもなかった。 私は久しぶりに声を押し殺し、泣いた。