「要は…あんまり可愛いことすると、襲いますよって事です。お互いに気持ちがあるうえに婚約者ですからね」


ここまでハッキリ説明したら分かるだろう

すると、姫様は少し思考を巡らせた後…


「ノアなら…別に…いいかな」


姫様の回答に驚いた


「まさかの許可ですか…まぁ、姫様が嫌がることはしませんよ。一応、まだボディガードですしね」


そう、今はボディガード
姫様の身を守るのが仕事

ボディガードとしても、婚約者としても姫様を傷付けることは出来ないし、したくない


「うん、知ってる。ノアは私が嫌だと思ったらすぐに引いてくれるもん。そんなノアだから、私は安心して側に居れる」


そう言って再びギュッと抱き着く姫様

まったく…
俺の理性吹っ飛ぶ可能性を話したばっかりなのに…

っと思いつつも、抱き締め返してしまう俺
そして、幸せだと思ってしまう

どーやら俺は自分で認識してる以上に姫様が大好きみたいだ