次の日
フルクライトに向かう馬車の中
昨日の出来事を思い出す


王の間を出て人気の無い所に着くと、父様との会話を間近で聞いていたローリエが真っ赤な顔をして訴えてきた


『ノア…本当に行くの?!ノアが居なくなったらエトと二人っきりになっちゃうよ?!そんなの、私…困る!』


そこに、タイミング良く現れたのはエト


『え?何?ノア仕事で他国行くの?!やったー!ローリエと二人っきりだー!』

『っーーーー!!!』


テンションMAXのエト
真っ赤な顔をしたローリエ


はいはい
俺の居ない城内で愛を育んで下さい

いい加減ローリエは素直になるべきだし
エトはローリエをしっかり捕まえるべきだ