「4月1日。確か…土曜日か。結城、その日に結城に会いたい。…結城の人生を左右するとても大事な話しがある。…聞きたいと思うか」

「はい、是非お願いします。」と言ってから

「あと、これ。俺のアドレス。ストレスの吐き出し口位なら俺でも務まるし、それでなくてもストレスはちゃんと吐き出した方が楽になるぞ。まぁ、愚痴は俺じゃなくても櫻田ならちゃんと聞くんじゃないか?…最近、櫻田と仲良いだろ?」

「真依ですか?…そうですね。」きょとっとした顔だが、結城の素顔を見れた様で嬉しかった。

結城と別れた後冷静になってやっぱり考えたのは、結城の言った『両親と縁を切る』という発言だった。

一教師の役目では無いけど仲違いを何とかしたい、と思っていた。