「相部屋になっちゃって、ごめんね。」と真依に言うけど

「気にしないで~勉強に集中し過ぎると時間の感覚が無くなってご飯食べ損ねたりすることあるから、その時にご飯だよ、とか声を掛けて?」と言われて

「ありがとう。」

「さ、早く片付けちゃった方が早いよ」と言われて荷物を片付け始めた。

まぁ、大きい荷物はまだだけど備え付けてあるラックに荷物を置いて、ノートパソコンは勉強机の下にある引き出しに入れた。

このノートパソコンは誕生日プレゼントに両親が買ってくれたもの(通ってる学校がIT科があり、その授業の宿題がパソコンで終わらせる事が最低条件で必要だ、とここの授業方針の説明の時に説明されたから。)

「藍、持ってくる本、少ないね…」と真依が言っていたから若干、ネタばらし。

「それは、これ。」と専用ポーチから取り出したのはUSBメモリ。

「持ってくる本のデータとかを全部電子化したの。」

「なるほど…考えなかった。」とびっくりしていた真依。