俺は、お前がいいんだよ。


その後、フレンチトーストを堪能しながら完食した私。


大満足でカフェを出た。


「美味しかったなぁ…。お腹いっぱい…!」


お客さんがお店の外まで並んでるのも頷ける。


また絶対に来よう…と固く決意していると、瀬ノ内君が嬉しそうに頬を緩めた。


「伊織に喜んでもらえて良かったよ。まさか、たくさん笑顔を見れると思ってなかったから、俺も嬉しかった。」


「な、何言ってるの!?別に私の笑った顔を見たところで得するわけでもないでしょ。」


……って、違う違う!!


そんな屈折したことを言うよりも先に、瀬ノ内君に“ありがとう”を言わなきゃダメじゃん。


いくら、中学の時のお礼とは言え、こんなに美味しいものをご馳走になったんだから。


それぐらいのことは、しっかり伝えないと。


「あ、あの…瀬ノ内君。」


「ん?」




「きょ、今日は…フレンチトーストを奢ってくれて、その………ありがとう。」