俺は、お前がいいんだよ。


「アドレス交換とか、してくれるかなぁ…。」


「どうだろう?あれぐらいのレベルの男の子だと、既に美少女の彼女いそうじゃない?」


「だよね~。私たちなんかじゃ太刀打ち出来ないような、ハイレベルな彼女と付き合ってるんだろうなぁ~。」


一斉に溜め息をつく4人の女性たち。


私は肩をすくめた。


ハイレベル、かぁ…。


私、普通過ぎる人なんですけど。


陽希と付き合ってるのが私だと、あの人たちが知ったら、きっと…不思議がるだろうな。


“なんで、こんな女が?”とか思われそう。


こういう時も、気にせずに堂々と構えていればいいんだろうけど……


ダイレクトに耳に入ってくると、心が沈む…。


俯いていると、コトン…という音と共にアイスティーの入ったグラスが視界に映る。


「お待たせいたしました。アイスティーでございます。」


顔を上げると、笑顔の陽希がいた。


「あ、ありがとう…。」


ぎこちなくグラスを手に取ると、陽希が顔を覗き込んだ。


「由依、どうした?表情が曇ってる…。」