俺は、お前がいいんだよ。


月沢芸大附属か…。


遊園地にいたのも、こっちに久々に遊びに来たから…ってわけじゃなかったんだ…。


「えっと、陽希君と伊織さんは…もしかして桜瀬高校?」


「う、うん…。」


「そっか!桜瀬高校の制服ってスカートがチェック柄で可愛いね!」


あれ…?


なんだろう、この違和感。


よく分からないけど、胸がモヤモヤする…。


「あの、桜瀬高校って…この近く?」


「そ、そうだね。ここを道なりに進んで行くと交差点にぶつかるんだけど、そこを右に曲がって……」


道を説明していると、途中で陽希が私の手を軽く引いた。


「由依、行こう?」


「えっ…!?」


「高校までの道なんて、そんな丁寧に教えなくても大丈夫だよ。もともと、この辺に住んでたなら、土地勘もあるだろうし。」


そんな陽希の言葉を聞いていた栗山さん。


気まずそうな表情でに口を開いた。