俺は、お前がいいんだよ。


「俺も、キャンプ場が由依と同じ場所で嬉しかった…。誠に“ニヤケ過ぎ”とか指摘されたし。」


「そうなの?」


「ああ。由依と同様、顔に出てたらしい。」


陽希も私と一緒だったんだ…。


その姿を想像して笑みを零していると、少し陽希の表情が曇った。


「ただ、俺…誠と二人でキャンプの運営委員をやることになっちまったんだ…。」


「えっ…」


「クラスの奴らの推薦で無理やり。んで、運営委員はキャンプ当日までに何度か月沢芸大附属高との打ち合わせをするらしい…。だから、放課後…一緒に帰れない日もあると思うんだ。」


「そ、そっか…。とても大変だと思うけど、頑張ってね…。」


「ああ。ありがと…。」


運営委員かぁ…。


ついさっきまで、なりたくない…と思ってたのに。


陽希がいるなら、運営委員になっても良かったな……なんて、思ってしまった。


私の心、陽希でいっぱいだな…。